生産者さん
ナマステ農場 ( 野菜 )
岡山県にあるナマステ農場は代表の是松弘通さんが1980年頃より山を開墾した約1.5ヘクタールの農場です。3つの圃場(全部で約50アール)、丸太小屋、地下5mの天然貯蔵庫、森や池などがあり、春になると畑の害虫を駆除してくれるたくさんの蛙が誕生し、蛍も現れます。森の木で薪をつくり、山水や自作の液肥から発生するメタンガスを生活で利用するなど、パーマカルチャーが実現した農場です。山菜も豊富です。
農場代表 是松弘通さん
食は人にとって一番大切。安心で安全な野菜をという思いから、肥料の作り方や農法など興味のある人には誰にでも丁寧に指導されています。又、人々の生活向上に役立ててほしいと、毎年ネパールへボランティアとして単身で農業指導に行かれています。
農法
農薬不使用・無化学肥料で栽培しています。肥料は、自然のメタン菌に米ぬかと水を加えメタン発酵させた液体肥料(この方法は弘通さんのオリジナルです。)に菜種かす・草木灰を作物それぞれの特性にあわせて加えた独自の天然液体肥料です。(米ぬか発酵肥料は病気・害虫の発生が少ないのです。)害虫・病気は、防虫網・捕殺・天敵の利用・輪作で対策しています。旬の野菜にこだわり、ハウス栽培はしていません。奇麗な山水を使用し肥沃な赤土で育てています。安全で傷みにくい野菜です。
農場写真
● 第 3 圃場11月、森の中の圃場。
● 液肥作りタンクの投入口から米ぬかと山水を入れているところ。弘通さんが自作した液肥発酵装置は、竹で土台を作りその上にコンクリートを塗り作られている。発酵液肥から発生するメタンガス(家庭内のガスとして使用)は、圧力でタンク上部のパイプから送り出される仕組み。
● 液肥の完成出来上がった発酵液肥はタンクと繋がった水槽に移動する。タンクに圧力をかける為、水槽はタンクより50cm上げて設置している。
● 施肥作物の特性にあわせ撒き方や散布回数を変えている。丁寧に均等に撒く。
● 里芋の収穫背丈以上に成長する。ひとつひとつ手で掘り起こす。
● ビオトープ弘通さんの作った池。5月~6月にはヒメボタルが発生し、モリアオガエルやシュレーゲルアオガエルが産卵に集まる。